仕事を辞めたいと1日1度は思う方
理不尽だと思う不満がたくさんある方
ブラックだと思うけど、どこに行っても同じだから仕方ないと我慢している方
には、是非お読み頂き、これからの人生を考える第一歩となれば幸いです。
私もブラック企業スレスレの職場で働いているので離職を検討中です・・(笑)
ブラック企業(施設)とは?
「ブラック企業」という言葉は2000年代後半から広まり始めました。
その当時、不況下の求人がない中で、やっとの思いで就職先が見つかった若者が、違法な条件で労働を強いられたことが発端とされています。
もともと、日本人には「労働は美徳」という意識や、1つの会社で働き続けられる環境「終身雇用」がありました。
ですが、不況が続きリストラが横行し、終身雇用がほぼなくなった今でも、労働者側には
「忍耐」「石の上にも3年」
のような日本人の根底にある古い考えがあるが故に、過酷な状況でも働き続けていました。
それらが、「ブラック企業」が生まれた背景にあります。
過酷な労働環境で体を壊し、辞職を余儀なくされたり、最悪の場合命を奪われることも現代の社会では少なくありません。
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として
- 労働者に対し極端な長時間労働や、ノルマを課す
- 賃金不払い残業(サービス残業)やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識(法例を遵守する意識)が低い
- このような状況下で、労働者に対して過度の選別を行う
このような企業(施設)の事を言います。
あなたの施設はどうでしょうか?当てはまっていますか??
「ブラック」と知らずに働いている可能性も!
介護業界の実際は
- 離職率が高い
- お給料が安い
- 夜勤や体交で、身体への負担が多い
といった業界です。
ですが、それを承知で皆さんこの業界で働いていますので、割と我慢強い人が多い業界かもしれませんね。
ですので、法律に違反していることがあったとしても、気付いていない人が多いのです。
なかには、「法律違反」と知らない事業所もあるほどです。
つまり、私達は、「知らない」ことで、損をする働き方をしていることがあるのです。
そして
- 不満を抱いてしまう自分を責めて、落ち込んでしまう
- 心の病になって退職する
- 介護職が嫌になる
- 退職する
ということになる場合も。
これは、介護業界全体の「人手不足」にも繋がっている大きな問題です。
ブラック施設の特徴
ここからは、ブラック施設の特徴を挙げていきます。
あなたが、真面目であればある程気付いていない可能性がありますので、最後まで読んでみて下さいね。
①残業が日常化している
これは、私も経験しています・・
以前のデイサービスにいた時ですが、「入社したその日から、定時に帰れない」のです。
「サービス残業」が当たり前の職場でした。
『先輩が残っているのに帰るわけないよね?』って空気感満載の職場で毎日1時間以上は残業してましたね・・(;^ω^)→(しかも残業手当無し)
法律上残業は、「労働基準法36条」(サブロク協定とも言われている)で認められています。
そして、その場合、「残業代」を支払うことになっています。
ですが、ブラック施設の場合は、「タイムカードを定時に押して退職したことに」して、
その後仕事を続けさせるなどの工作するのです。
残業代の未払いは、労働基準法37条に違反するとして、「懲役6か月以下、または30万円以下の罰金」を課せられる恐れがあるからです。
②離職率が高い
労働環境が悪いため、職員は長く働き続けることが出来ないのです。
そして当然、離職率は高くなります。
入社後3年以内に離職した率が3割を超えていれば、「ブラック施設」認定です。
なんと私の施設も同じ比率なんです(笑)
新入社員が入っても、サービス残業が当たりまえの職場だった為、1年も経たずに退社していく職員が多いです・・
平均勤続年数の数字も参考に出来ます。
ブラック企業では、数年働かずに辞めてしまう傾向にありますので勤続年数が低い施設もブラックと言えるでしょう。
③スタッフに挨拶や笑顔がない
会話や笑顔なく走り回っているスタッフが複数人いたり、利用者さんに対してキツイ口調で話している施設は要注意。
当然ですが従業員だけでなく、ご利用者様に対しても良い施設ではないですよね。
⑤面接官の態度が高圧的
面接官や社長の態度が高圧的なのは、ブラック施設にありがちです。
「社員にがむしゃらさ」を求める悪しき施設の体質です。
また、入社した後のあなたの教育係もこのようなタイプになりがちなので、警戒しましょう。
⑥即日内定
「とにかく人手が欲しい」「誰でも良い」という状態の表れです。
ブラック施設として注意しましょう。
⑦求人情報や面接時と条件が違う
労働基準法で、雇用側は労働者に対して給与・休日などの労働条件を書面で明示する必要があります。
面接時の説明と条件が違う場合は、即退職することが出来ます。
そうならないためにも、必ず採用が決まった際には、書類の確認をしましょう。
⑧就業規則が整っていない
労働基準法第89条では、「10人以上の従業員を雇用している会社は、就業規則を作成することが義務」となっています。
従業員に知ってもらうことも、法律(労働基準法106条)で定められています。
就業規則は、労働者の権利を守る意味合いが強いので、規則を作らない施設もあるようです。
⑨年間休日数が少ない
平均的な年間の休日数は120日ですが、単純に週休2日で96日になります。
その他、祝祭日を合わせると114日になります。
また、お正月やお盆などの休みは、施設によって有給休暇を使うなど様々です。
私の働いていた職場は、1か月で7日の休日でした。
お盆やお正月でも休日数は変わらないので年間の休日は100日以下で完全にブラックでしたね・・
⑩有給休暇が取れない
本来、労働者側が有給休暇をの取得を申し出た際は、理由に関わらず、拒否することは出来ません。
また、有給休暇を事業者側が日付を指定して、労働者に使わせることも出来ません。
2018年に「働き方改革関連法案」成立
介護業界に関わらず、日本では職場への配慮や休みをとることへのためらいから、有給休暇の取得率は依然低い状態が続いています。
常に人手不足の介護業界では、ほとんど取れずにいるのが現状です。
そこで、2018年に成立したのが「働き方改革関連法案」です。
2019年4月1日から、使用者は10日以上の有給休暇が付与される全ての労働者に対し、毎年5日間、時季を指定して有給休暇を取得させることが義務付けられました。5日与えさえすればよいわけではなく、労働者の希望を聞き、尊重するよう努める必要があります。
⑪利用者からの暴力・セクハラに対する対策を検討しない
上司に何度言っても
「認知症の方だから仕方ない」「そのくらい受け流して」と
取り合ってもらえない職場はかなり危険です!
上司が何も対処せずに聞き流すだけの対応だと、現場の職員のストレス増加は勿論
傷害事件やもっと大変な事故が起きる可能性も出てくるので、そのような職場の場合は迷わず辞めましょう。
⑫当日欠勤が認めてもらえない(代理を見つけないと休めない)
当日欠勤は出来るだけ避けるべきですが、
「子どもや自身の急な発熱」
「親族の不幸」
等でどうしても休まなければいけない状況はあります。
この時、欠員の補充は労働者の義務ではありませんので、「代理を見つけなければ休めない」ということは違法です。
一人休んだくらいで対応できない施設は、危機管理が常に出来ていません。
そのような施設は、他のスタッフに気を遣いながら、仕事を続けるのは精神的に負担が掛かり過ぎます。
無理して働くのは辞めましょう。
まとめ
「ブラック施設の特徴」を一緒に確認してきました。
あなたの職場は、いくつ当てはまりましたでしょうか?
私自身、「労働基準法」を詳しく勉強したことがなく、「ブラック」と気付かずに働いていましたし、コンプライアンスという言葉も知りませんでした。
介護職にありがちな、「自分がいないとご利用者様が困る」という使命感を強く抱き働き続けている方が多いです。
あなたが、現在「辞めたい」と思っていたのは、あなた自身の責任ではなく、あなたの働く環境のせいなのではないでしょうか?
「ブラック施設」で働き続けるのは「時間のムダ」です。
今の職場に苦しんでいるあなた。
自分の身体を壊さない、時間を会社に理不尽に取り上げられない為にも、転職を考えて見てはいかがでしょうか?
最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。
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